5月25日くもり

先日の湘南台で、折坂悠太がキャンディーズの「夏が来た!」と言う曲を歌っていて、
多分前にも一度この曲を歌ったのを聴いた事があったけど、
折坂悠太が歌うと、爽やかな風が吹く、凄くいい曲だなと思った。

この曲を作ったのはどんな人なんだろうとネットで調べると「穂口雄右」という人が作詞作曲していた。

原曲のキャンディーズが歌っているバージョンを、多分はじめてYouTubeで聴くと、
少し印象が違ったし、「春一番」の作詞作曲者でもあるということが少し意外だったけれど、
どうやら穂口氏はアメリカンポップスが好きらしく、納得。

穂口氏は著作権の事や、メディアの事に関していろいろ挑戦というか模索しているようで
一応、「レーベル」というモノを言い出した自分にとっては、このインタビューがとても興味深く勉強になった。
http://wired.jp/2012/11/26/interview-copyright/
 
『実は私には、アイドルの曲を聴いて育つ子どもたちにも「こういう方向性で音楽を聴いてもらって次への成長のステップにしてもらいたい」という個人的なテーマみたいなものが昔からあって、で、作曲活動をしてきたんです。でもそれが、いともあっさり崩されちゃうんですよね。ビジネスとの兼ね合いで負けちゃうんですよ。大々的にテレビで放送されちゃうとそっちが勝っちゃうというね。』
テレビで放送されてもされなくても、こういう曲を私も作りたいな なんて考えていたら大きな揺れが。


揺れが収まりテレビを付けて、どんな状況なのか確認。
大阪の友人からもラインが入ったり、ツイッターを見てると安心出来た。

部屋の窓辺で、アパートの庭の風に揺れる木々を眺めて、煙草を吸っていると
また、折坂悠太の「夏が来た!」が頭の中で聞こえてきて
  「こんな不思議な出来事が あってもいいものかと思うくらい 爽やかな雲が空におどるよ」
 のところで、ちょっと泣けてきた。

http://music.j-total.net/data/007ki/010_CANDIES/016.html